懐かしの古写真・お城

【三の丸空撮】三の丸空撮

昭和29年4月、館林市制施行祝賀式当日の写真。
鷹匠町上空から三の丸をのぞむ写真。この頃までは三の丸の土居、周囲の堀が残っていて城の面影を色濃く残している。市制施行祝賀行事のテントが三の丸に設営されているのが見える。丸い印は航空機から祝賀通信筒を投下するための目印。三の丸の南側は満開の桜が見える。三の丸は桜の名所でもあった。三の丸の東側には神戸生絲の工場が見える(二の丸)、工場の奥には従業員の寮も見える。その奥に城沼が広がり、篠崎出城や松原地区も見渡せる。さえぎるものがなくて見晴らしの良い時代だった。
昭和26年生まれの私にとって城の原風景はこれだ。写真右下が鷹匠町。ここで生まれた。(3才の私もこの写真の中にいるはず、この写真撮影当時、町内には団塊の世代といわれる沢山のこどもで溢れていた、本当に子どもがわいて出るようにいたのだ)
モスリン新道と交差する5号道路の巾が狭く、城と一体化した町並みがよくわかる。

三の丸中
昭和30年頃三の丸城内;公園として市民に愛された三の丸の北側。ここで飼育されていた猿小屋と市営テニスコートが見える。猿小屋の北は土塁の斜面になっていて見事なツツジがが植えられたいた。土塁に登ると北側に堀が見えた。(いまは駐車場)
第二中学テニス部は昭和39年頃校庭にコートが無かった。コートが整備されるまではここで部活をしていた。練習でミスをすると土塁1周というペナルティがあり、何回も走らされた思い出の場所。
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【三の丸から見た二の丸、本丸跡に立つ上毛モスリン株式会社】上毛モスリン全景 誰も見たことがなかった上毛モスリンのカラー写真
(2014/08/14制作。モノクロ写真を絵画のように色を再現してみました。画像制作;田中茂雄 館林城の再建をめざす会)
下の拡大写真を楽しんで下さい。
世界遺産に登録したいほどの景観ですね。上毛モスリンアップ01モスリンアップ02