ギャラリー/館林城・城下
[お寺プロジェクト] 2015.07〜
お寺を城下町の魅力としてアピールするプロジェクト!
榊原康政が企画立案した城塞都市・館林の主要な場所をお寺が占めている。きれいに企画立案された計画が現代まで続いていることが嬉しい。また時代の変遷(綱吉時代と秋元時代までおよそ180年)お寺の変遷もわかる。
例えば、現在の法輪寺は綱吉時代は法林寺であり、場所も離れている。
潮音道海が綱吉のバックアップで建てた名刹・広済寺。昭和になって移転した善導寺。
一中の場所がお寺であったことなど・・・。2枚の絵図に記された情報を読み取ると面白い。
城下町・館林をタイムトリップする有効な手段は、お寺を活用すること。まずはお寺を旅しよう。
▲上絵図:延宝6年(1678)頃に作図された。(国立国会図書館蔵)画像修正は田中茂雄。下絵図は秋元時代の城下町絵図。〔進藤家旧蔵)城下町にお寺は建っているのだが例外的に城内に建つ「泰安寺」は、秋元氏の菩提寺としてお国替えとともに移転したお寺。今はない。
綱吉時代の絵図の上部(北側)にあるお寺の周囲はほとんど明地(空き地)だ。図面ではタダの空白だが、当時は鬱蒼とした森だったのだろう。森とお寺。静寂な世界が広がっていた。しかもその周囲は土塁と堀で囲まれた。箱庭のように極めて人工的は美しさがあったにはずだ。
現在のお寺に森が少ない。昔はもっとおおかった。
ヤブ蚊の被害が多くてお墓の大木を切ってしまったのだ。私の家の菩提寺「法輪寺」も大きな杉の木が沢山植えられていた。お盆の頃、法輪寺での墓掃除はヤブ蚊に悩まされたものだ。(ホントに蚊はいやだね。DDTが恋しい。復活して欲しい。)
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お寺・活性化プラン
第一弾!
[お墓ガイド]
円教寺に設置します!
2015年、長澤理玄プロジェクトの仕上げの年。二つのイベントで完成。
ひとつは4月19日に「長澤理玄の生誕200歳を祝う集い」を円教寺の理玄の墓前で祝ったこと。
もう一つは
理玄の功績を後世に伝える「顕彰碑」の建立だ。(2015年10月4日除幕式予定)
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「理玄の顕彰碑」建立に合わせて。理玄のお墓のある円教寺に「お墓ガイド」を建てます。
城下町館林の観光サイン計画のお寺バージョンとして企画・提案した。
お寺には館林の歴史が詰まっている。その歴史を紹介する案内板が欲しいと思ったのです。
歴史と親しむためにこうした案内ガイドがぜひとも必要。
本来、館林市の文化振興課や観光課が提案し作成すべきだが、待っていても始まらない。
自分で出来ることから始めるお寺活性化(歴史と親しむ)プロジェクトなのです。
乞うご期待!
下図は、現在進めている計画をお見せします。(円教寺のご協力で進めている企画)
必ず実現させますが、詳細はまだ決定してません。8月中に制作案を決定予定。
▲お墓をご紹介する案内板は耐候性のある陶板で作成。台座は自然石を使用。美しくデザインされたガイドです。
紹介する4名は「館林人物誌」に紹介された偉人のなかから選び編集しました。
墓地の略図をのせ、お墓の場所がわかるようにしました。館林の偉人にお手を合わせてください。
円教寺の事例をスタートとして、館林のお寺に「お墓ガイド」を設置したいとおもってます。
お寺のご協力を是非ともおねがいします。
当たり前ですが、制作にはお金がかかります。
プロジェクトに賛同された方々にお願い。制作資金のご寄付を伏してお願い申し上げます。
市が制作する物でも税金という強制的な寄付金でまかなっていますね。(それと国債という借金で・・)
制作;館林城の再建をめざす会。
デザイン;(株)コンセプト・田中茂雄。
石碑制作;田部井石材。
施主;円教寺
(2015年8月4日サイトアップ)
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【2015年8月31日】円教寺のお墓ガイドを修正しました。
8月20日、27日の2回の打ち合わせで初めに提案したプランの検証を行った結果。古屋家のお墓はお隣の法高寺へ移転されました。かわりに。教育者の「たら(木偏に雪)澤はる」を紹介しようとおもったのですが、現在、たらさわ家のお墓は円教寺にありませんでした。よって3人のプロフィールを増量し、業績をわかりやすくしました。
以下画像を添付。(2015/08/31アップ)▲石川家のお墓は門を抜けて左手。わかりやすい場所です。石川直幹の名前は刻まれてない。墓石に甲子雄の文字が刻まれている。
晩年の名前「甲子雄」甲子(きのえね)の年に生まれたので「きねお」と称したのだ。
こうした事情を知らないとお墓探しが出来ませんね。ガイドが役にたちますね。
●木呂子退蔵の名前の変遷は、はじめ鐵太郎・家督を継いで善兵衛。維新後「退蔵」になった。
●長澤理玄は「宣直(のぶなお)」。
江戸時代の人は名前を沢山もっている。この伝統を復活しても良いと思うのだが。現代のキラキラネームでは大人になってから違和感がある。恥ずかしいし・・・。
自分で名を変えても良い社会を復活させたいね。