12月12（木）稽古

【J2クラス】

このクラスの人数は少ない。
なので、じっくりと基本を中心に稽古できる。このクラスに常時参加しているヨシカズくんとルイカちゃんモコちゃんの形が良くなっているのは基本の半身正面を徹底させているから。
とくにルイカちゃんがこの数ヶ月とても良くなってきた。先月の市大会で準優勝になったこともその成果の現れだ。まず土台の前屈立ちを正しく丁寧に行っている。形が身についてきた。次の課題は上半身だ。手技のキレがない。スピードがない。突きや受けの出だしで身体がねじれる。無駄な動きがあるのだ。それを修正できればさらに良くなるだろう。少ない人数なので指導もできる。
それと、一番大切なことは指導を素直に聴くことができる心を持つことだ。
素直な子と、コツコツ努力する子どもが成長する。断言していい。運動神経に頼っていてはすぐに壁に突き当たる。
むしろ不器用な子の方が成長する。

空手も勉強も同じである。
コツコツ、毎日、集中して。諦めない。継続は力だ。

参加者：モコ、ケイタ、ヨシカズ、ルイカちゃん、大人カワダさん。後半からユウキくん。6名
◎稽古内容
寒いので、まずは準備体操（ステップとストレッチ）
◎基本稽古として半身正面と前蹴り。
◎蹴上げ、蹴込みの足刀の稽古。
◎移動基本
◎形
時間がなくなり、ミットを使った蹴りの稽古はなし。

【組手特別クラス】

6時50分稽古開始。
黄色帯が多数参加。稽古内容は昨日の杉田先生が教えてくれた組手ステップの次の段階。より試合に向けた実戦的な動きだ。素早い前後の動きだけでない、サイドステップ。そしてスェイを身につけるための動きも取り入れたステップだ。とても大切ななので、この時間で必ず覚えてもらうために全部の時間を使うことにした。
大多数のこども達が順番を覚えてくれたが、それでも覚えれない子がいる。それも個性だろうがマネをするというのは脳の発達のためにもとても大切なことだ。

ミラーニューロンが活性化するからだ。ミラー（鏡）のように同じ動作を行うこと。これを繰り返すことにより脳内に新しい神経経路が作られる。すると性能の良い脳が出来上がるのだ。
優秀なスポーツ選手は頭が良いといわれるのは理由がある。脳と身体全体は繋がっている。手足をコントロールするのは脳みそなのだ。目で見た信号を身体で再現できる訓練は大切。空手は両手両足を片寄りなく使う。身体を使うことは脳を発達させることに繋がっている。
空手は左右対称、両手両足を過不足なく使用する。しかも裸足で稽古するので足裏の神経も刺激。素晴らしいスポーツー＝武道である。

1時間ステップ稽古。
残り10分でスェイの稽古を行った。ユウキくんが好きな稽古なので、彼にお手本をさせ、全員で稽古。
8時稽古終了。

【来年に向けて生徒募集のお知らせ】

年が明けると2020年。オリンピックイヤー！
空手を始めるには記念の年になります。
（五輪史上初の空手競技が開催される！）

優風館では園児・年長（現在の年中）さんから受け入れてます。上の写真最前列のカンタくん（三野谷幼稚園年長）はちょうど1年前に入会しました。現在は週に2〜3回稽古。
数ヶ月後に入会した小学1年生の仲間たちと一緒に稽古できています。
現在は9級（黄帯）。1年前と比べて大きな成長です。
稽古を始めた時は良く泣いてました。
形の稽古でうまくできないと泣くのです。
稽古途中でも中断して、見学のお父さんのところへ泣きに行ったことも数回ありました。空手が好きということもあり稽古を続けてきました。
9ヶ月後昇級審査を受ける。素直な空手でとても良い評価。白帯から黄色にかわり自覚が芽生え、泣くこともなくなりました。多くの仲間と共に稽古できてます。
挨拶の声も大きくなってきました。元気な挨拶がとても大切で礼義の指導を重視しています。
優風館の考え方は、強くて優しい子を育てたいのです。

子どもの場合、入会に適した年齢は年長さんから小学2年生が良いと思います。。もちろん本人がやりたいとおもえば小学6年でも大丈夫です。
また親子空手を薦めています。お子さんと同時に空手の稽古する。これまでに10組以上の親子が共に空手を楽しんできました。子どもが空手を卒業しても続けているお父さんもいます。子どもをきっかけにして大人も武道を学ぶ良いチャンスです。ぜひチャレンジしてください。

毎週金曜日5時からの稽古は初心者入門クラスなので、体験を希望される方は、直接道場へお越し下さい。
事前の連絡は入りません。開始10分前にどうぞ。
運動のできる服装でお願いします。