【旧館林市庁舎現況写真】
半世紀以上経過したが美しさは変わらない。
経年変化は隠せないが奇跡的に良い状態を保っている。
それは竣工以来、使われ続けているからだ。

外観を紹介
建築データは雑誌「建築」青銅社発行・1963年9月号掲載の記事から転記。転記者・田中 館林市庁舎南西外観
外観南面
▲南面
東南面
▲東南面
東面
▲東面
北面▲北面 (撮影日は2017年4月14日、撮影者田中茂雄)

どの方角から見ても同じ外観。巨大な4本の柱が正方形のスラブを支えている。
(2017年4月11日アップ)

いよいよ建物内部をご紹介
1)「玄関ホールと渡り廊下」

起伏の少ない(平坦な土地)館林に少しでも景観の変化をつけようと玄関ホールを盛土して変化をつけている。
石段は栃木県の名産品・大谷石。館林でもよく使用されている、おなじみも石材だ。
玄関ホールは、市庁舎を訪れた市民へのインフォメーション機能を持つ。

デザイン界の巨匠・田中一光先生は正面の壁面をインフォメーション機能としてとらへ、全面黒色にして、フロアごとの部屋名をすべてオリジナル・タイポグラフィを制作。部屋の機能にあわせて色分けしてある。
竣工時の写真と現在の写真とを比較して楽しめる。

コラム
タイポグラフィは 手書きでレタリングしたオリジナル書体である(マックのない時代、コンパスと定規と烏口を使い手書きした)。
田中一光先生が好きな骨太の明朝体で、後年、先生が制作した書体「光朝体」の源流と考えられる。

玄関ホール
▲2017年4月30日制作。サイトアップ。

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▲北面