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  • めざせ!強くて優しい子。

スポーツ少年団主催の指導員養成講座を先月(8/3・4)受講した。多くの講座の中にスポーツ医学があり、講師は慶友整形外科病院の古島先生であった。
肘の専門家である。その時のお話に感銘を受けた。
少年スポーツ指導者は成長期の少年の骨の特質を知らなくてはいけない。
私は良く知らなかった。成長軟骨の存在も知らなかった。成長期に過大な負荷の掛け過ぎは成長軟骨を失い成長が止まってしまうこと。知らなかった。
同じスポーツを毎日数時間行えばそうなってしまう。
当会の空手のように週2回、最大3回、しかも1回1時間15分の稽古では大丈夫だが。

問題あるスポーツは少年野球であった。その中でもピッチャーの肘だ。
古島先生は年間130件もの肘を手術している。数多くの少年の肘を診断してきた。先生自身野球少年であり、高崎高校では甲子園を目指してハードな練習を行った経験を持つ。(しかし、それで医学部へ入学できるのはスゴイ。文武両道だ)
少年野球の構造的な問題を指摘しその解消を医師の立場から提言している。
球数制限、練習時間制限、対外試合数制限、ピッチャーマウンドからの長さを短くすることなど実に多くのプランを持っている。
今年、学童野球で1試合の球数制限を70球とすることが決まった。それは古島先生が10年前から野球連盟に働きかけた成果だ。

私もこども達を指導する立場から共感することが多く、古島先生の活動をもっと紹介したいと考えて、自分にできる応援方法を考えた。
私はデザイナーであり、本を作ることができる。作家の先生にも知り合いがいる。そこで古島先生の本をまとめ、出版し、世に出そうとおもった。

作日(9月6日)、古島先生に面会し、本の出版を提案した。
事前に企画書と資料を渡してあったので、短い時間の打ち合わせだったか古島先生の考えも伺った。本を出したい気持ちも確認できた。
これから古島先生の考えと提案とこども達の肘が無知な指導者によって数多く機壊されている医学的事実を訴えたいと思ってます。
それとスポーツ医学の知見をスポーツに生かしていくことを慶友病院は考えていて空手競技の立場から参加したいとの旨も伝えました。

館林をスポーツ医学とスポーツの競技のコラボレーションの先端地域として町と人を活性化できれば素晴らしいと考えています。優風館にとってもスポーツ医学の知識を得ることは大切なことです。

田中